V-ST機の平均連チャン数の計算方法【パチンコの計算】
前回に引き続き、時短引き戻し込みの平均連チャン数の計算方法です。
前回は、オーソドックスな(確変+時短)機種の計算でしたが、今回は真・北斗無双や蒼天の拳天帰などのV-ST機の計算方法です。
(普通の確変機の時短引き戻し率込みの平均連チャン数の計算方法は【平均連チャン数の計算方法】をご覧下さい。)
V-ST機の平均連チャン数の計算方法
V-ST機は、確変(ST)突入率と確変(ST)継続率が異なります。そのため、確変突入時の平均連チャン数と確変非突入時の平均連チャン数を分けて計算します。
例①【真・北斗無双】
V-ST機の代表機種【真・北斗無双】を例に計算してみましょう。
計算の条件 | |
当選確率 | 1/319.7→81.2 |
ST突入率 | 50% |
電サポ | 100回or130回 |
備考 | 通常時はヘソ保留100%、電サポ中は電チュー保留100%で計算 |
まずはST継続率を計算して、初当り確変大当り時の平均連チャン数を算出します。
1-(81.2−1)÷81.2^130=80.02%
1÷(1-0,8002)=5.00連(初当り確変大当り時の平均連チャン数)
次に初当り通常大当り時の平均連チャン数を計算します。
時短引き戻し率の計算から。
1-(319.7-1)÷319.7^100=26.89%
26.89%が時短で引き戻して連チャンになり、73.11%が単発終了になります。
引き戻して連チャンということは、初当り確変時より1回多く当りを引いている訳なので、平均連チャン数に1を足す必要があります。計算式は以下の通り。
0.7311+(1+5)×0.2689=2.34連(初当り通常大当り時の平均連チャン数)
後は最初に書いた公式に当てはめるだけです。真・北斗無双の確変割合は50%、通常大当りの確変割合も50%なので・・
5.00×0.50+2.34×0.50=3.67連
となりました。確変・通常を問わずに、初当り一回に対して平均3.67連するという意味です。
例②【蒼天の拳 天帰】
次は【蒼天の拳 天帰】を例に計算してみましょう。本機はST後に時短が付いてくる少し特殊なタイプなので、少し複雑な計算が必要です。と言っても、殆どは上記の計算を応用するだけなので、そこまで難しいものではありませんので安心して下さい。
計算の条件 | |
当選確率 | 1/319.7→32.0 |
ST突入率 | 62% 33回転まで |
電サポ | 100回 |
備考 | 通常時はヘソ保留100%、電サポ中は電チュー保留100%で計算 |
まず、STのみの継続率を計算して、平均連チャン数を算出します。
1-(32.0-1)÷32.0^33=64.92%
1÷(1-0.6492)=2.85連
次に、ST抜け後の時短引き戻し率を計算して、初当り確変大当り時の平均連チャン数を算出します。ST抜け後なので時短は67回です。
1-(319.7-1)÷319.7^67=18.93%
本機はSTで連チャンしなかった場合のみ時短に突入します。そのため、連チャンしなかった時のみ時短に突入することを考慮して計算する必要があります。計算式は以下の通りです。
0.6492+(1-0.6492)×0.1893=71.56%(ST+時短での継続率)
100÷(1-0.7156)=3.51連(初当り確変大当り時の平均連チャン数)
後は、北斗無双の計算と同じです。
1-(319.7-1)÷319.7^100=26.89%(時短引き戻し率)
0.7311+(1+3.51)×0.2689=1.94連(初当り通常大当り時の大当り時の平均連チャン数)
3.51×0.62+1.94×0.38=2.91連
蒼天の拳天帰は初当り一回に対して2.91連するということです。
まとめ
次回はこれらの数値を元にトータル確率やボーダーラインの計算方法を紹介したいと思います。
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