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カジノ法案可決によるパチンコ業界の影響をパチプロ視点から考察してみた

2019-10-08

ついにIR推進法案(カジノ法案)が可決されましたね。

これで日本にカジノができることが決まったわけですが、カジノができることによってその他のギャンブルへ及ぼす影響はどのくらいあるのでしょうか?

特に、日本人にとって一番馴染みの深いギャンブル「パチンコ」への影響が気になりますよね。

そこで、カジノ法案可決がパチンコ業界に与える影響や、それに伴うパチンコ業界の今後を考察してみました。

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カジノ法案がパチンコ業界に及ぼす影響

まず、カジノができることで、具体的にパチンコ業界にどのような影響があるのかを考えてみました。

  1. パチンコユーザーがカジノに流れることによる、パチンコユーザー数の減少。
  2. ギャンブル依存症対策のため、パチンコにも更なる規制。
  3. カジノ法案可決によりパチンコも合法化してしまうと、パチンコで勝つことが不可能になるかも?

細かいことを考えるとまだまだ多くのことがありますが、パチプロ視点から考えて厄介なことは上記の三つくらいですかね。

1. パチンコユーザー数の減少

私はカジノに行ったことがないのですが、ベラジョンカジノなどのオンラインカジノは好きでよく遊んでいます。

オンラインカジノでは、Web上でライブ配信されているゲーム(バカラやルーレット、ブラックジャックなど)でリアルマネーを賭けて遊べるのですが、まるで本物のカジノで遊んでいるかのような臨場感を味わうことができます。

本物のカジノとオンラインカジノではまた違うかもしれませんし、人それぞれの好みもありますが、正直言ってカジノはパチンコより全然面白いです。

最近のパチンコ台は、出玉スピードが遅く連チャン性能も低いので、物足りなさを感じている方も多いのではないかと思います。

その点カジノは、簡単で早く勝負が決まるゲームばかりで、賭け金次第では数十秒で数十万円の勝負も可能です。

そのため、今のパチンコに不満を抱えている方や、大金が動くギャンブルが好きな方は、「パチンコなんてアホらしくてやってられるか」となってしまい、パチンコから足が遠のく方が増えてしまうのではないかと思います。

ただでさえパチンコ遊技人口が減少して、業界自体も縮小傾向にあるのに、カジノにお客が流れて更にパチンコ遊技人口が減ってしまうと、パチンコ店にとってはかなりの痛手になるのではないでしょうか。

パチンコ店の経営が悪化すれば、お客に還元することもできなくなってしまいます。

お客も負けてばかりではさすがに嫌気が差します。その結果、「パチンコ店から足が遠のき更なるパチンコ離れが進む」という悪循環に陥ってしまうことも考えられます。

最悪の結果、勝てる台はなくなりパチプロは完全に排除されるでしょうね。

2. パチンコに更なる規制

カジノはパチンコ以上に、大きなお金を手にする可能性もあれば、大きなお金を失う可能性もあるギャンブルです。

そのため、カジノ法案が可決されたことにより、ギャンブル依存症への対策が注目されています。

日本人は世界一のギャンブル好きと言われており、日本のギャンブル依存症は成人人口の約4.8%(536万人)で、他国と比べると際立って高い傾向にあります。

おそらくカジノに対する依存症対策は何かしら行われるでしょうが、それに伴いパチンコへの更なる規制が行われる可能性もあります

ここ数年、依存症対策のための規制が多くあり、パチンコ台はどれもがかなりマイルドな仕様となってしまいました。

ですが、ユーザーが本当に望んでいるのは爆発力とギャンブル性の高い台です。その証拠にパチンコユーザーが減少して、競馬や競艇などのハイリスクハイリターンなギャンブルの人口が増加傾向にあります。

もし、新たにパチンコの大きな規制が行われると、パチンコはより一層ギャンブル性が低いものとなってしまい、パチンコユーザーの更なる減少に繋がってしまうのかもしれません。

3. パチンコ換金合法化

カジノ法案を提出した「国際観光産業振興議員連盟」はパチンコの合法化も目指しており、カジノ法案が可決したことにより今後パチンコ合法化の動きが高まってくる可能性があります。

現在パチンコは風営法で取り締まられており、他の公営ギャンブルと違って現金への交換は禁じられています。

ですが、実際はパチンコ店は特殊景品として交換し、その近くの景品交換所で特殊景品を現金に交換する「三店方式」で換金が行われています。

この「三店方式」が合法なのかというと、実際のところはグレーゾーンでお上も黙認している状態です。

このパチンコ換金が合法化するということは、パチンコは特別法で認められた公営ギャンブルとなってしまいます。

パチンコが公営ギャンブルになってしまうと何がまずいのか?

これはあくまでも私の妄想なのかもしれませんが、パチンコが公営化するとパチンコがただのギャンブルになるのではないかと思います。

ただのギャンブル、つまりパチンコは全て封入式に、パチスロはカジノのスロットマシーンのようなものになってしまうのではないか?ということです。

今のパチンコは、釘を読んだり止め打ちをしたり、打ち手の能力や技術次第で確実に勝つことができます。

しかし、封入式パチンコになってしまうと釘調整はできなくなり(止め打ちやストローク調整ができるのか不明)、パチンコで勝つことができなくなると思います。

もしそうなってしまうと、パチプロは確実に絶滅しますね。(オカルトの自称パチプロは生き残れますw)

カジノ法案可決は悪いことばかりではない?

カジノ法案可決は、パチンコ業界にとって悪いことばかりではなく、良い影響を与えてくれる可能性も少なからずあります。

  • パチンコ店のようにそこら中にカジノができるわけではないと思うので、パチンコに与える影響はごく僅か?
  • ここ数年のパチンコ業界の凄惨な状況に嫌気が差しパチンコから足が遠のいていた方が、カジノの影響でギャンブル熱が再発し、パチンコ店に戻ってきてくれるかもしれません。
  • カジノ法案の本来の目的「経済の活性化」により、パチンコ店にもお客が戻り出玉還元に期待ができるかも。
  • カジノがコケたら、逆にパチンコ客が増える可能性も?
  • カジノができるとしてもまだまだ先の話・・
  • これを機にパチプロという不安定な稼業から抜け出せるw

まとめ

私はカジノが大好きなのでカジノができること自体は大賛成なのですが、パチンコ業界に与える影響だけがとても心配です。

まぁ、カジノはできても国内に数カ所だけだと思うので、実際にパチンコ業界に与える影響は少ないかもしれませんね。

一番怖いのは、規制と合法化です。全て封入式になってしまったら、パチプロは首を吊るしかないw

もしパチンコが食えなくなったら、カジノのプロにでもなろうかなw

カジノに興味がある方はオンラインカジノで遊んでみてはいかがですか?

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