【パチンコ初心者講座⑦】ボーダーラインを理解しよう
パチンコ初心者講座第七回は「ボーダーラインを理解しよう」です。
パチンコのボーダーラインとは?ボーダーラインにはどんな意味があるのか?
このサイトでは口うるさく何度も、「パチンコで勝つためにはボーダーラインを上回る回転率の台を打つべし」的なことを書いていますが、パチンコ初心者にとってはボーダーラインが何のことなのか分からないかもしれません。ボーダーラインを上回る回転率の台を打つとなぜ勝てるのか、理解できていないかもしれません。
ボーダーラインについて正しく理解して頂くために、ボーダーラインについて詳しく説明していきたいと思います。
Contents
ボーダーラインとは
パチンコ台における“勝つ”か“負ける”かの1000円(250発)あたりの平均回転数。
1000円あたりの平均回転数がボーダーラインを上回っていれば理論上勝てる。1000円あたりの平均回転数がボーダーラインを下回っていれば理論上負ける。1000円あたりの回転数がボーダーライン丁度ならば理論上プラスマイナスゼロになる。
要は、ボーダーライン以上回れば勝てる台で、ボーダーライン以下なら負ける台、ボーダーライン丁度なら収支はトントンでチャラになるということです。
例えば、ボーダーラインが20回/1000円の台でしたら、平均1000円で20回より多く回すことができれば勝てる台。平均1000円で20回を下回れば負ける台です。
1000円ではなく「平均1000円」
注意しなければいけないのは、1000円で20回ではなく「平均1000円で20回」ということです。
というのも、パチンコの1000円あたりの回転数はとてもムラが大きいので、なかなか本来の数値通りに回ってくれません。
打ち始めて最初の1000円が22回だったとしても、その時点ではボーダーラインを上回っていることになりますが、次の1000円で17回しか回らなけば「22+17=39」2000円で39回ということは、「39÷2=19.5」1000円平均19.5回になるのでボーダーラインを下回ってしまうことになります。
「1000円で何回転」ではなく、平均1000円で何回転」という考え方をするようにしましょう。
※回転率のムラや見切るタイミングに関しては【回らない台はいくらで見切れる?】をご覧下さい。
ボーダーラインについての知識
ボーダーラインとはどんなものなのか理解して頂けたかと思いますが、そもそも何の根拠があってボーダーラインというものが存在しているのか疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?それもそうですよね。メーカーやパチンコ店がボーダーラインを発表しているわけでもないし、何を根拠にボーダーラインの数値を定めているのかも謎ですからね。そんな訳も分からないものを信じて大事なお金を使うことは普通はできませんよね。
ですが、ボーダーラインには明確な根拠と勝てる理由があります。
ボーダーラインとはそもそも何?
要約すると、ボーダーラインとは初当り確率を初当たり平均出玉で割った数値を1000円当たりの数値にしたものです。
「初当たりの平均出玉分の金額で、初当りまでに必要な1000円あたりの平均回転数」と言った方が分かりやすいかもしれません。
例えば、確変も時短も何もない「大当り確率1/100」「大当り出玉1500個」という台があるとします。
初当りまでに平均100回転かかり、大当りすると1500個(6000円分)の出玉を得ることができる台です。
大当りすると1500個の出玉が得られるのですから、その1500個(6000円分)で次の大当り(100回転)まで回すことができれば、勝てるということになります。
1500個(6000円分)で100回転ですので、
100÷6=16.66・・
1000円平均16.7回以上の回転数を回すことができれば、この台は勝てる台ということになります。
つまり、この台のボーダーラインは「16.7」ということになります。
確変や時短がある一般的なデジパチは連チャンがあるので計算は少し複雑になりますが、概念は同じです。
例えばCR真・北斗無双は、「初当り確率1/319.7」「初当り平均出玉は約4700個」です。
4700個(18800円分)で319.7回を回すことができればいいわけですから・・
319.7÷18.8=17.00・・
1000円平均で17.1回以上回すことができれば勝てる台。
つまり、ボーダーラインは「17.1」ということになります。
ボーダーラインは釘調整や打ち手の技術によって変動する
ボーダーラインは釘調整や打ち手の技術(止め打ち等)によって変動します。
上記で説明した通り、ボーダーラインは初当り確率と初当り平均出玉で計算されているので、同じ機種でも出玉数が変わればボーダーラインも変わってしまうのです。
例えば、悪い釘調整で止め打ちも何もしなければ、普通は表記の出玉より少ない出玉になってしまいます。(サイトや雑誌のボーダーラインは、その雑誌やサイトに表記されている出玉で計算されています)
出玉が少なくなるということは、初当りまでに必要な1000円あたりの回転数も多く必要になってくるということです。
先ほど例に挙げた「初当り1/100、出玉1500個」の台がアタッカーの釘調整により「初当り1/100、出玉1300個(5200円分)」に減ってしまうと・・
100÷5.2=19.23・・
このようにボーダーラインが19.3に跳ね上がってしまうことになります。
逆に、止め打ち等の技術介入により「出玉1700個(6800円分)」に増えると・・
100÷6.8=14.70・・
ボーダーラインが14.8と大幅に下がりましたね。
ボーダーラインを上回っていても必ず勝てる訳ではない
これはボーダー理論否定派が生まれる要因の一つなのですが、ボーダーラインを上回る台を打っても必ず勝てる訳ではありません。
ボーダーラインを上回る台を打っても負けてしまう理由は、運悪く大当りを引けなかったり運悪く連チャンに恵まれなかったから(本来の確率より実際の確率が下回ったから)です。
ですが、ボーダーラインを上回る台を打っているのに、大当りや連チャンに恵まれずに負けてしまうことはよくある話です。そもそも、1日単位で見る確率というものは運の要素がとても大きいので、ボーダーラインを多少上回っている程度の台ではボーダーラインを下回る台と勝率には大きな差はありません。※ボーダーラインを大きく上回る台や、下回る台は勝率が大きく変化します。
ですが、パチンコの大当たり抽選は完全確率です。(完全確率とは「前回の試行や周りの環境などに関係なく毎回一定の確率」です。)完全確率ということは、試行回数を増やすことにより確率は収束します。
※「完全確率」と「確率の収束」について詳しくは【パチンコで勝つための基本理論】をご覧下さい。
まとめ
以上、パチンコ初心者講座第七回「ボーダーラインを理解しよう」でした。
今回の要点をまとめると、
- ボーダーラインを上回る台を打てば勝てる
- ボーダーラインを下回る台を打てば負ける
- 1000円で何回転ではなく、1000円あたりの平均値を見る
- ボーダーラインは理論に基づいて算出された「根拠のあるもの」
- ボーダーラインは同じ機種でも出玉数によって変化する
- 止め打ち等の技術介入をすることでボーダーラインを下げて勝ちやすくなる
- ボーダーラインを上回る台を打っていても1日単位では普通に負ける
- ボーダーラインを上回る台を打ち続けていれば、長い目で見てプラス収支になる
ちなみにボーダーライン丁度の台ばかり打っていても勝つことはできません。(負けることもありませんが・・)
ボーダーラインを上回る台を見つけて、できるだけ長時間実践するようにしましょう!
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