パチンコの持ち玉比率について(パチンコ初心者は必見)
今回はパチンコにおける【持ち玉比率】についての内容です。
持ち玉比率は収支や期待値にどのように影響するのか?持ち玉比率の計算方法は?
パチンコの持ち玉比率
都内が全面的に等価交換廃止になった影響で、全国的にも等価交換廃止の流れが広まりつつあります。
これから全国的にメインになっていくであろう低換金店で、期待値を積み上げ勝つために重要となってくるのが持ち玉比率です。低換金店でしっかりと勝ち続ける為には、持ち玉比率はボーダーラインや止め打ちなどと同じくらい重要なものなのです。
まず、持ち玉比率とは何なのかを見てみましょう。
持ち玉比率とは?
持ち玉比率とは、通常時をどれだけ持ち玉でプレイできたかの比率を表すものです。
例えば、20.0回/1kの台で通常ゲームを2000回プレイして、投資50,000円で初当たりして持ち玉ができ、そのまま持ち玉がなくなることなく、合計2000回転プレイして稼動を終えました。この場合は持ち玉比率50%となります。※大当り中や電サポ中は含めずに、通常時のみを対象とします。
計算方法はとても簡単で、【持ち玉比率=使用した持ち玉数÷打ち込んだ玉数の総数】となります。(持ち玉とは、大当りなどで得た玉や、手数料無料での貯玉再プレイ分などです)
この条件で貯玉再プレイ2500発を使用した場合は、【15000÷25000=0.6】つまり60%ということになります。
では持ち玉比率が持ち玉比率が収支にどう影響するのか見てみましょう。
持ち玉比率がパチンコの収支に及ぼす影響
まずは、例をご覧下さい。先程の条件に少し付け加えまして、下記のような結果だったとします。
例① | |
通常時ゲーム数 | 2000回 |
回転率 | 20.0回/1k |
投資額 | 50,000円 (12500発) |
回収出玉 | 30,000発 |
換金率 | 3.57円 |
このような結果だった場合に、持ち玉比率によって収支がどのように変化するのでしょうか。例の通り持ち玉比率が50%だった場合、貯玉が2500発使えて持ち玉比率が60%だった場合、再プレイ無制限や共有などで100%だった場合の例を見てみましょう。
- 持ち玉比率50%の場合 → +57,100円
- 持ち玉比率60%の場合 → +58,175円
- 持ち玉比率100%の場合 → +62,475円
このように、持ち玉比率50%と100%では5,000円以上の差が出ました。これは回転率にしたら1回転分以上の差になりますので、パチンコ期待値について知識がある方はその差がどれほど大きいものか分かりますよね。
次は少し条件を変えて、もう一度例をご覧下さい。
例② | |
通常時ゲーム数 | 2800回 |
回転率 | 20.0回/1k |
投資額 | 140,000円 (35000発) |
回収出玉 | 0発 |
換金率 | 3.57円 |
一度も図柄が揃うことなく時間を迎えてしまいました。長年パチンコを打っていれば一度は経験するものです。
この場合は貯玉再プレイがなければ持ち玉比率0%となります。2500発だけ再プレイできる場合は
再プレイ無制限のお店では、持ち玉比率100%となります。
- 持ち玉比率0%の場合→△140,000円
- 持ち玉比率7%の場合→△138,925円
- 持ち玉比率100%の場合→△124,950円
先程より多く現金投資をしているので、その差は15,050円です。このように持ち玉比率が小さくなる(現金投資額が大きくなる)程に、損をする金額も増えていくのです。
最後に、同条件で換金率が低い場合の例も見てみましょう。
先程の条件で換金率だけを変更して、3.03円交換にします。
例③ | |
通常時ゲーム数 | 2800回 |
回転率 | 20.0回/1k |
投資額 | 140,000円 (35000発) |
回収出玉 | 0発 |
換金率 | 3.03円 |
- 持ち玉比率0%の場合→△140,000円
- 持ち玉比率100%の場合→△10,6050円
その差は33,950円と、先程より更に差が開きましたね。
「換金率が低いほど、持ち玉での遊技がお得になり現金投資が損になる」ということです。
持ち玉比率と期待値(仕事量)
持ち玉比率は収支に大きく影響するということは、当然ながら期待値にも大きく影響します。この場合は実践値の持ち玉比率を使って期待値を計算するので、仕事量の計算をします。※仕事量については【仕事量の計算方法】をご覧下さい。
先程の「例①」をもとに仕事量を計算してみます。仕事量を算出するためにはトータル確率が必要なので、例①は「CR真・北斗無双」だと仮定しましょう。
CR真・北斗無双 | |
通常時ゲーム数 | 2000回 |
大当り回数(R数) | 294R |
投資金額 | 50,000円 (12500発) |
回収出玉 | 30,000発 |
換金率 | 3.57円 |
平均出玉 | 1R=144.5 |
トータル確率 | 1R=9.3 |
計算式は省略させて頂きます。
- 持ち玉比率50%の場合→16,374円(仕事量)
- 持ち玉比率60%の場合→17,449円(仕事量)
- 持ち玉比率100%の場合→21,749円(仕事量)
このように期待値(仕事量)も持ち玉比率により大きく変わってきます。
同じ条件で計算したので当然ですが、例①と仕事量の持ち玉比率による差額が全く同じになります。
本来の正確な持ち玉比率が把握しにくい場合は、仕事量の計算をすることでおおよその期待値を算出することができるので、仕事量がとても役立ちます。
まとめ
かなり長文になりそうなので、ここで一旦区切ります。
持ち玉比率の重要性はなんとなく理解して頂けたかと思います。低換金での現金投資の危険性と、持ち玉遊技が有利なことを覚えておいて下さいね。
「回転率を把握したいから」といって低換金で持ち玉があるのに現金投資など間違ってもしてはいけませんからねw(たまに見かけますが・・)
また、換金率によって10,000円使ったらいくら損するのかを把握しておくのもいいでしょう。
※計算方法は【(10000円分の玉数×換金率)ー10,000円】です。(3.57円の場合は現金10,000円使うごとに1,075円の損となります)
持ち玉比率については書くことが多いので、続きは次の記事で書きますね。
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