確率の収束について〜パチンコの確率は本当に収束するのか?
今回は確率の収束についての内容です。
パチンコで勝ってそのお金で生活をしようと企てると、まず考えてしまうのが「本当に確率は収束するのか?」ということですよね。
もし運悪く大ハマりが連発して大金を失ってしまってもそれが返ってくる保証などどこにもありませんし、もしそうなってしまうと生活していくことに支障をきたしてしまう可能性も出てきます。
期待値理論やボーダー理論は確率通りに大当りを引ける前提の話なので、確率通りに当たらなければ全く意味が無い理論ですからね・・
どれだけ回る台を打っていても結局は大当りしないことには玉は出てきませんので、期待値理論こそ正攻法だと言っても机上の空論にしか聞こえないといって期待値理論を信じきれずにオカルト攻略法などに走ってしまう気持ちもとてもよく分かります。
確率の収束とは
確率の収束はコイン投げやサイコロなどで例えられることが多く、例えばコインを投げて表が出る確率は1/2ですが、少ない試行回数では表が1/2より多く出たり少なく出たり偏ってしまうことが多くあります。
しかしコイン投げを100回、1000回、10000万回・・・と試行回数を増やすに連れて、表が出る確率は限りなく1/2に近い数値になります。
サイコロもまた然り。サイコロは1〜6の目が出る確率は各1/6ですが、サイコロを6回投げると各目が必ず1回ずつ出るわけではありませんよね?同じ目が2回3回と出てしまうこともあります。
ですが、試行回数を重ねるごとに確率は収束していき各目の出る確率は1/6に限りなく近づくのです。
パチンコでの確率の収束
例えば初当たり確率。少ない初当たり回数だと運の要素が大きく関わってきて、初当たり確率が理論値と大きくかけ離れてしまう可能性があります。
ですが、試行回数を増やすことにより運の要素が少なくなりほぼ理論値の初当たり確率に近づくのです。
連チャン数や大当り振り分けもそうです。少ない試行回数では単発や4Rなどのショボい出玉に偏る時もあれば、16Rばかりで大連チャンが続くとき時もあります。
ですがこれも試行回数を増やすごとに、連チャンは平均連チャン数に、大当り振り分けは理論値に限りなく近づいていくのです。
パチンコの確率は本当に収束するのか?
結論から言うと、長い目で見ればパチンコの確率は収束します。
私の経験上1〜2ヶ月程度毎日終日稼働したとしても、その程度の試行回数では確率の収束を体感することはできないでしょう。
というか1年間毎日パチンコを打ち続けても確率の収束を体感することなどできないかもしれません。
ですが、平均日当15000円以上の台を1年間毎日打ち続けていればで負け越すことはまずないでしょう。月単位の収支でも1年に1度負け越す時があるかないかだと思います。
因みに私は平均日当約30000円の台を打ち続けて月間収支マイナスを何度も経験しています。
ですが、年単位で負け越したことは1度もなく、年単位ではかなり安定した結果を残せています。
概算ですが、私の場合は毎日終日稼働しているわけではないので、月に21日稼働して1日平均の通常時回転数が2000回だとしたら、1ヶ月で42000回転、1年間で通常時回転数を504000回転回せることになります。
約4万回転では収束するのに十分な試行回数とは言えませんが、約50万回転試行すればそこそこ収束した安定の結果を得られる十分な試行回数と言えるのではないでしょうか。
これは月単位では確率の収束に対する試行回数が足りていないが、年単位では十分な試行回数が得られていることを物語っているのではないかと私は考えています。
まあ、あくまでも私個人の約10年間の結果なので、この先の未来はどうなるのか分からないですけどねw
多くの人が勘違いしている確率の収束
確率が収束するということは、引き負けたら欠損分が蓄積されて未来で欠損分が放出されると勘違いしている方が多いですが、パチンコにはそんなストック機能はありません。
何か神秘的な力が働き欠損分が返ってくるわけでもありません。
過去の記事でも書きましたが、パチンコの確率というものは過去の事象に一切影響を受けない独立抽選の完全確率ですので、どれだけ欠損や余剰が出ようが常に一定の確率で抽選を行っています。
例えば、初当たり確率の発表値が1/319の機種で立て続けに初当たりを引いて、実質の当たり確率が1/100になってしまったとしても、そこから初当り確率補正機能が働きハマりが訪れて1/319に収束していくのではなく、そこからも常に一定の1/319で抽選を行っています。
連チャンも同じで、平均連チャン数が5連チャンの台で20連したとしてもその後に単発の嵐がやってくるのではなく、そこからも常に平均連チャン数は変わることはありません。
では、なぜ確率は収束するのでしょうか?
それは試行回数を重ねるに連れて、理論値付近の小さな誤差が出る割合が高くなる反面、理論値とかけ離れた大きな誤差が出る割合が小さくなるからです。
パチンコに例えるならば、初当り確率1/319の台で初当りを重ねるに連れて、319の近似値で大当りする割合が高くなり、10回転位内や1000回転以上で大当りする割合が小さくなるということです。
試行回数を重ねるに連れて、理論値に近い数値での大当りが多くなり、理論値から離れれば離れるほどその割合が少なくなる。その結果収束しているように見えるのです。
最後に
パチンコやパチスロの確率は必ず収束に向かいます。
ですが理論値と全く同じ確率に収束するには無限の試行回数が必要ですので、私達が生きている間に完全に収束させるのはほぼ不可能だと思っていいでしょう。
結局は理論値付近まで収束すれば収支的には全く気にならない程度の誤差になるはずなので、確率の収束についてそこまで深く考える必要は無いと思います。
生活をかけてパチンコと向き合おうとしている方にとっては「ちゃんと確率は収束するのか」ということは不安な要素かもしれませんが、正しい知識を持った上で正しい立ち回りができているならば必ず結果はついてきます。パチプロと呼ばれる多くの先駆者達がしっかりと結果を残してきていることが何よりの証拠です。
私からアドバイスするとすれば、試行回数が少ない短い期間での収支は気にせずに十分な試行が得られた半年〜1年スパンでの収支に目を向けるようにすることです。
先程も書きましたが、私のパチンコ月間収支は平均すると12ヶ月に1度マイナス収支の月があります。
ですが、年間単位の収支でマイナスになったことは一度も無く、欠損が気になったこともありません。
月間収支ももちろん大切ですが、最終的には年間収支で自分の状況を見極めて、新たな目標を定めるようにするといいと思います。
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