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トータル確率を実用化する方法【パチンコの計算】

2019-10-08

今回はトータル確率を実用化して計算しやすくする方法についてです。

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トータル確率を実用化する方法

実は前記事の方法で算出したトータル確率は実戦ではあまり使用しません

と言うのも、前記事の計算方法で算出したトータル確率は大当り一回の平均出玉」のトータル確率だからです。

例えば、海物語シリーズのような大当りの種類が15R大当り一種類のみの場合は問題ありませんが、真・北斗無双のように6R大当りや16R大当りなどラウンド数の違う大当りが存在する機種の場合には、大当り一回の平均出玉(平均ラウンド)のトータル確率になってしまうからです。※平均ラウンド数の計算方法は【平均ラウンド数の計算方法】

大当り一回の平均出玉や平均ラウンドを使用して期待値やボーダーラインを計算することも可能ですが、計算が複雑になってしまい少々面倒くさいです。

では、どうすればいいのか?

答えは、1Rあたりのトータル確率に変換してしまえばいいのです。

トータル確率を1Rトータル確率に変換

トータル確率を1Rトータル確率に変換する方法は・・

初当り確率÷初当り平均ラウンド=1Rトータル確率

 

【CR真・北斗無双を例に計算してみます。

北斗無双の初当り確率は「319.7」、平均連チャン数は「3.67」です。

まずは初当り平均ラウンドの計算から・・

(6×0.5+6×0.5)×1+(16×0.51+8×0.07+4×0.42)×2.67=33.76

後は上記の式に当てはめるだけです。

319.7÷33.76=9.46

北斗無双の1Rトータル確率は9.46となりました。

 

1Rトータル確率の使い方①

1Rトータル確率の計算ができましたので、簡単な使い方を紹介します。

まず1Rトータル確率の意味は、「1R分の出玉を得るために必要な通常時ゲーム数」です。

つまり、1R分の出玉で1Rトータル確率以上のゲーム数を回すことができるならば勝てる、回せなければ負けるという「ボーダーライン」になります。

北斗無双の場合は、1Rの出玉で9.46回以上回せるならば「勝てる台」ということですね。16R出玉のボーダーラインを知りたい場合には、これをそのまま16倍して「9.46×16=151.36」と計算することもできます。

1Rトータル確率の使い方②

1Rトータル確率は、期待値や仕事量の計算にも重宝します。

※期待値については【パチンコで勝つための基本理論】、仕事量については【仕事量の計算方法】もご覧下さい。

例えば、北斗無双のは1日2000回ほど回すことができるので・・

2000÷9.46=211.41

1日打てば211.41R分の出玉が得られるということが分かるので、これを元に回転率と1Rあたりの出玉数を使って期待値を算出することができます。

例えば「回転率20回/250発」「1Rあたり140個」だとすると・・

211.41×140-2000÷20×250=4597.4発

差玉の期待値は+4597発だということが分かりますね。

 

まとめ

トータル確率を1Rトータル確率に変換して使用することで、簡単に様々な計算をすることができます。

期待値算出ツールなどを使って期待値を算出するのもいいですが、計算の仕組みや意味を理解して覚えておくことで、更に正確な計算ツールでは算出できない期待値を知ることもできたりするので、覚えておいて損はないと私は思います。