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パチプロは何故甘デジを好んで打つのか?〜甘デジのメリットとデメリット

パチプロ(中でもピンプロ)は甘デジを好んで打つ傾向があります。

何故パチプロは好んで甘デジを打つのでしょうか?

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パチプロが甘デジを好む理由

パチプロが甘デジを好む理由はいくつかあると思うのですが、一番の理由は期待値と実収支の誤差が出にくく、大負けしにくいからだと思います。

甘デジは、大当り確率が約1/100前後のものがほとんどなので、大ハマリしにくいのが特徴です。現在ホールでメイン機種として稼働しているものは1/319のものが多いので、それと比べると甘デジは約三分の一ほどの大当り確率なのですから、とても大当りしやすく大ハマりしにくいことが分かると思います。

パチプロはパチンコで勝ったお金で生活しているのですから、パチンコで負けるわけにはいきません。現実的にはほぼ不可能ですが、できれば毎日勝ち続けたいものですよね。期待値を追い続ければ長い目で見て確実に勝てるといっても、パチプロ(特にピンプロ)はどうしても一日単位での収支を気にしてしまうものですので、勝率が高く大負けしにくい甘デジを優先してしまうんでしょうね。

甘デジの良さは勝率が高く大負けしにくいだけではありません。

甘デジは、基本的に大当り一回の平均ラウンド数が小さく、一日の総回転に対する電サポ割合が高い、つまり1/319タイプなどと比べると大当り一回に対する平均電サポ回数が多いので、電サポ中に利がある甘デジ機種の場合は技術介入効果が高くなる傾向があります。

そのため、電サポ性能が優秀な甘デジではMAX機顔負けの高期待値を稼げてしまうことも多々あります。

勝率が高く、時には高期待値を稼げてしまう甘デジは、正にパチプロにとって恰好の的なのです。

甘デジのメリット・デメリット

勝ちやすく高期待値も稼げる甘デジですが、実はいいことばかりではなくデメリットもあります。

甘デジのメリットとデメリットを箇条書きでまとめてみました。

甘デジのメリット

  • 勝率が高い
  • 大当り確率が高いので大ハマりしにくい
  • 平均投資が少なく済むので持ち玉比率が高くなる
  • 出玉関係に利がある機種での技術介入効果は抜群
  • 甘デジだけ万年釘のホールも少なくないので、長期的に使える可能性もある

最初に書いたように、勝率が高く大負けしにくい、技術介入効果が高い、というのが甘デジ稼働のメリットでしょう。

甘デジのデメリット

  • 甘デジの扱いが悪いホールが多い
  • あまり釘が開かない
  • 出玉関係の釘は基本的にダメダメなホールが多い
  • 基本的に時間効率が悪い
  • 時間効率が悪いので、高回転率でも大した期待値を稼げない
  • 回転率が把握しにくい

こんなところでしょうか。

私の経験上ですが、「メイン機種の扱い(釘調整)は良心的でも、甘デジだけ鬼畜仕様」というホールは少なくないです。

更に、甘デジはなかなか釘を開けてくれません。イベントなどの特定日でも、「ホール全体が開けてるにも関わらず甘デジだけはいつも通り」ということも珍しくないです。

技術介入効果が激高の甘デジでも、出玉関係の釘が終わっていたらお話になりません。ホール側もその辺の事情は熟知しているので、特に出玉関係に利がある機種の釘はダメダメな場合が多いです。出玉関係が終わっている甘デジは、どれだけ高回転率だろうが勝負にならない場合が多い。甘デジの出玉関係の釘調整は、甘デジで稼ぐために最も重要なのです。

甘デジは初当りが軽くて電サポ比率が高いため、通常時回転数が稼げません。1/319機種で回せる通常時回転数の80%程度しか回せないと思ってください。甘海で200回/1h、一般的なもので160回/1hほどで、更に遅い機種も多くあります。

まとめ

甘デジは、勝率が高い上に高期待値も狙えますが、多くのデメリットがあることがお分り頂けたでしょうか?

中でも出玉関係の釘調整はとても重要なので、甘デジを打つ際はまず出玉関係(スルー・電チューより・アタッカー)の釘調整に注目してみてください。